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Channel: JAZZ PIANIST TAKASHI ONO
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For Those in Love

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今日から消費税が上がって、32年間続いた「笑っていいとも」が昨日で終わって、長男は一人暮らしを始めることになり、チビは学童に通うことになりました。
さらにある仕事でのマネージメントの会社が急に代わることになり、なんだかんだでこれまでになく変化を感じる年度始めとなったわけです。

「笑っていいとも」は、僕が上京した翌年にスタートした番組で、自分の東京での生活とほぼ重なるため、そんなに観てたわけではないけど、終了するのは隔世の感があります。
早いもので、僕も東京に住んで33年。
上京前に松山でミュージシャンとして4年ほど働いたから、合わせると37年もやってきました。
特段才能があるわけではないのに、これがやりたいと言う気持ちだけでこんなに長くやってこれたのは奇跡的な気がします。
なので、これまで関わって下さった全ての皆様に感謝しています。
こんなことを言うと「笑っていいとも」のように辞めるみたいですが、そうではなくて僕はまだまだこれからもやり続けますので感謝とともにこれからも宜しくお願い致します。

先日、右足の親指の付け根が痛くて、数日間びっこをひいて歩いてました。
元々尿酸値が高いので、ついに痛風の発作が来たか、と覚悟しつつ医者に行き検査してもらったのを、今朝結果を聞いたら痛風ではないと言う。
なんと尿酸値はこれまでよりも低かったのです。
肩、肘痛もあるし、身体の部品の経年劣化なのでしょうか?

さて、肝心の「For Those in Love

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聞きどころ満載のDinah Washingtonの1955年に録音されたこのアルバムは、まず「Blue Gardenia」で彼女の表現力に圧倒されます。
しかし昨日は何度か聞いていているうちに後半の3曲のバラードに惹かれました。
「Make the Man Love Me」は、このアルバムでピアノを弾いているW.Kelly が後にトリオで録音しています。このKellyトリオの演奏も歴史に残るべき名演となりましたが、彼はDinah のバックをつとめていたのでこの曲を知ったのでしょう。
そしてこのアルバムの白眉とも言える「Ask a Woman Who Knows」では、Dinahのブルースシンガーとしての真骨頂を聞くことが出来ます。
そして、歌の間を這うようにうごめくClark Terry のオブリとペーソス漂うソロは何度聞いても感涙ものです。情景が目に浮かぶようです。
そして、Quincy Jones のアレンジと、次々にフィーチャーされる名手達のソロがたくさん楽しめます。
収録されている曲も良い曲ばかりで、本当にジャズの良き時代だったことを思い知らされるアルバムです。

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