一昨日「Pal Joey」が届いて、久しぶりにスウィングしました。
初期のケニー・ドリューは僕には完全にツボなのです。
写真の左下が、1953〜4年に録音された彼のデビュー作で、ブルースがとても良いのです。
写真上が、有名なリヴァーサイド盤。録音は1956年、僕と同い年です。
ジャズヴォーカリストが好んで歌いそうな曲が半分近く収録されていますが、どれもテンポが速めでしかもバップなのです。
ジャケットもいかにもニューヨークって感じで素敵です。
今回初めて聞いた「Pal Joey」(写真右下)は、ジャケットを見てお判りのようにこのミュージカルからのナンバーを題材にしたものです。録音は1957年。
全曲リチャード・ロジャース〜ロレンツ・ハートのコンビによるものですが、僕は8曲中5曲知ってました。
こちらの演奏ももちろん全曲バップ
ヨーロッパに渡ってからのケニーさんよりもけれんみのない演奏で、一本気で爽快です。
僕は20代の頃に、スティープルチェイスから出た「Dark Beauty」でケニー・ドリューを知りましたが、あの当時あのレコードが大好きで良く聞きました。
でも、その後乱発されるようになってからのCDはほとんど聞いたことがなかったのです。
若きニューヨーク時代の「Kenny Drew」に熱い気持ちを貰いました。